愛犬マカロン君(4歳)のペット保険は年齢が上がるごとに値上がります。
現在加入しているのはアイペット さんの「うちの子ライト」プランで、当初は
月890円と他社を圧倒して格安
※だったのですが、次の更新では
月1,590円(年18,490円)になってしまいます(+無事故割引5%がありますが微々たるもの)
※安い理由は、他社と違って「手術の費用のみ保証する」という特殊なタイプの保険のため。
安さが魅力で加入しましたが1,590円となると魅力半減です。
そこで他社さんへの切り替えを検討すべく、保険料や補償内容を確認して徹底的に比較してみました。
正直とっても面倒ですが、賢く保険に加入するには情報収集って大事。
ペット保険は人間の保険に比べればいたってシンプルです。現在主なペット保険取扱事業者は10社。それらを比較して最終的に絞り込んだ5社(アイペット、アニコム、アクサ、FPC、PS保険)を、さらに細かく比較するためExcelで表を作りグラフ化しました。
・・・どんだけヒマなんでしょうか私。いや忙しいんですけどね。
この表は、小型犬(ミニチュアダックス)の各社「50%保証の掛け金(年払い・特約なし)」を比較したものです。
*ペット保険には、治療費を50%保証するものと70%保証するものがあります(PSは100%もある)。
表の補足説明:
*月払いもありますが、年払いのほうが月払いより安い
*インターネット申し込み割引・マイクロチップ割引などを適応した料金です
*特約は各社さまざまですが「人にけがをさせてしまった」や「下半身不随時の車いす」など。+1000円程度
*アイペットは13歳以降の掛け金は非公開
*FPCは11歳以降は加入も継続もできない
*アニコムの10%オフは「生協」を通して団体契約した場合
*アイペットには「うちの子」「うちの子ライト」という2種類のプランがある。他社と比較できる同等プラン(通院・入院も対象)は「うちの子」プランで表の一番左です。表の一番右「アイペットL」としているのがうちの子ライトプランで、現在私が加入している「手術特化型プラン」です。
*うちの犬は現在4歳なので4歳ラインを色付けています。またダックスの平均寿命は14〜17歳とのことなので、とりあえず15歳までの表を作りました。
▽表をグラフ化したもの
コメント:
こうやって自分で表を作ると、本当にいろんなことがわかってきて面白いです。
*0歳の掛け金は1歳より高い傾向がある。つまり0歳のワンコは1歳よりトラブルが起こりやすいことを意味する
*年齢が上がるほど掛け金は値上がる。各社の掛け金の差に開きができる
*業界最大手の「アニコム」はかなり強気な掛け金である。やっぱ知名度があるからね。
*アイペットは高齢になると掛け金がかなり高い。13歳以降が非公開であるが、おそらく総額はアニコムを凌駕する
*FPCはとても安いけれど11歳以降に対応していない。いうまでもなく高齢になるほど病気にはなりやすいので、高齢を保証外にしていることが安さの理由かと。
*保険に入り続けるなら、
生涯の支払い総額に注目すべきである。15歳まで生きたとして、ずっと保険に入り続けた場合の総額は30〜60万。
例えばアニコムとかアイペットで60万もの掛け金をかけ捨てるなら、その分貯金して備えておいた方が良い気がする。手術にかかるお金は1回20-30万。
加入中のアイペットL(うちの子ライト)は、3歳くらいまでならバリューですが、それ以降の年齢になるとPS保険やアクサと掛け金は変わらなくなってくる。それどころかPS保険と比較すると逆転してしまう。こうなるとアイペットLの魅力はほんと薄れます。今回他社に乗り換えるにはとてもグッドなタイミング。
アニコムやアイペットが高いのは、それなりの充実した保証内容だから、、、という訳でもなく、
アクサやPS保険と比較してもそんなに極端な違いはみられませんでした。
高い理由はやはり「
大手で知名度があるから」。
「ペット保険っていろいろあるけど、よくわからないからとりあえず大手に入れば安心」
という人はやっぱ多いんじゃないかな。ペット保険加入シェアの50%を超えているそうです。だから、掛け金高止まり。
逆にアクサやPS保険が安いのは、知名度うんぬんというより「
オンラインに特化しているから」。
オンラインに特化すると経費が抑えられて安くなるというのは、保険だけでなくオンライン銀行などでもそうですよね。
■ペット保険業界
加入者視点だけでなく、ペット保険業界全体を俯瞰した視点で情報を調べてみるとまた見えてくるものがあり検討材料となる。
・少子化で子供を持たない代わりにペットを飼うためか、
ペット保険マーケットは徐々に拡大中
・
ペット保険契約件数は80万件(2013年統計)国内の犬猫等の飼育頭数は約2100万匹
つまりペット飼育者の
ペット保険加入率はたったの4%(96%は未加入)
・保険料収入は年間約200億円。
・最大手はアニコムで契約件数は45万件、シェアは56%(2013年統計)
・大手アニコムがペット保険を開始したのは2008年。ペット保険の歴史はまだ浅い。
・アニコムは業界の中では唯一の上場企業。今月6/10にはマザーズから東証一部に昇格。
ペット保険って、96%の人は加入していない。これはちょっと驚きの数字でした。
確かに、昔実家で犬を外につないで犬小屋を用意して昔ながらの飼い方をしていた時は、ペット保険なんて検討したこともありませんでした。
室内犬を飼うと、考え方は変わるもんです。
コメントありがとうございます!
なにかのお役にたてたならなによりでございますー